箸作り

みんなで箸作り

箸なんて百均に行けばいくらでもあります。けど自分の手に合った形状と長さの箸はなかなかありません。箸作りでは箸を作るプロセスを大事にしたいと思います。木って磨けばこんなにきれいになるんだって事知ってもらえばいいなと思います。大人は「どうせ子供が作ったものだから」とよく言います。物事をよく知らない子供たちは「ウチはまだ子供だから…」と思います。私は子供たちだからこそ「ちゃんとした物」を作らせたいです。箸つくりの目的は「お父さんやお母さんに褒めてもらえる箸をつくること」なのです。一生懸命やればみんなから認めてもらえることを子供たちに教える機会にしたいと思います。もっと詳しくはここをクリック


このような機械で角材から箸の形を作ります。

 


治具は箸の成形用4つと、箸先加工用3つ。一本の箸を作るためには何回も削ります。

 


通常のマイ箸つくりでは ①角材をカンナで削って②の形にするのが一般的です。私もカンナで削ってみたのですが、カンナ掛けはかなり難しいです。大人だったら、使いこなす人がいるかもしれませんが、子供たちには無理だと思いました。今回はそれで③番目の箸先加工したものを準備しました。それをサンドペーパーで削り、亜麻仁油を塗装します。

 


今回は小学生の低学年の子供たちが主体なので、箸の長さを17cmから1cmきざみで24cmまで8種類準備しました。市販の箸は18cmの次は21.5cmになっています。画像の手前には各長さの仕上げた箸を立てています。それを手に取り、手の大きさに合うかどうか確かめます。その際には靴のサイズや、一咫(ひとあた)の1.5倍、身長など参考にして決めます。今回は19cm~21cmの長さのものが主に利用されました。

 


実際にサンプルの箸を手に取ります。親指に近い方の箸の箸元を1cm~2cm出るように持ちます。もう一方の箸は1/3位を親指と人差し指で持ちます。この持ち方が一番バランスの取れた持ち方です。この箸つくりでは、親指と人差し指で持つ位置の箸の太さを大体鉛筆の太さに設定しています。毎日子供たちは鉛筆を使っていますので手になじんだ太さなのです。そして持った時に安定感があります。

 


子供たちの手に合うようにサンドペーパーを貼り付ける為の物を作りました。二枚の板をつなぎ合わせて、片面に240番のサンドペーパー、もう一方に400番のサンドペーパーを貼り付けました。240番で丸みをつけます。ただし箸先2cm~3cmは削らない事。時々箸を握ってみて丸みの具合を確かめます。角を削りやすいように板の表面に溝をつけたものも準備しました。240番のサンドペーパーには赤い印をつけています。

 


二本の箸が同じ形になるように、見比べながら削ります。何度も試しに握って手にしっくりするようなら、400番のサンドペーパーで箸の表面を仕上げます。このとき箸先2~3cmは角が残るように丁寧に削ります。ティシュペーパーで木の粉をふき取ります。そして箸を机の上において、自分の体重をかけティシュペーパーでこすります。箸が摩擦熱で熱くなるように力を込めてやります。すると箸に光沢が出ます。

 


箸の仕上がり状態を確認してOKならば、塗装にかかります。塗料は亜麻仁油を使用します。亜麻仁油を酸化重合させてポリマーにしたものです。通常の亜麻仁油だと材の中に浸透してしまい殆ど硬化しません。ポリマー(高分子)にすると硬化しやすく箸の表面に僅かな塗膜を作るのです。箸に亜麻仁油を塗布して、立てておきます。箸元の木口の亜麻仁油がしみ込んだらティシュペーパーでふき取り、さらに箸が熱くなるようにティシュペーパーでこすります。

 

箸のビニール袋の中の紙を取り出し、名前を書きます。紙には制作場所と年月日が書いてあります。以前箸つくりを行った時、女子中学生がとても上手に作りました。丁寧に箸元の木口を丸くした箸でした。うれしくて両親に見せたら、自作だということを信じてもらえませんでした。だからそれ以来、製作者の名前、場所、年月日を書いて、袋に入れて持ち帰るようにしています。

少し手間とお金をかけるとこのような銘木の箸もできます。

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水辺公園夏遊び

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夏休みに帰省する子や孫たちの遊び場として、水辺の草刈りや掃除をしました。石灰岩の岩山に囲まれたこの場所は、カエデやケヤキなどの木々に覆われてとても涼しく、しびれる程冷たい清流が自慢です。来園する親子たちには、自分の子や孫のように接しています。

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