都会では、チビッ子たちの遊び声がうるさいという人がいる。
道路は車が暴走して危なくて散歩もできないらしい。
だから山の中に親子でのびのびと遊べる場所を作ろうと思った。
私たちが子供の頃楽しかった遊びを親にも子にもさせてやろうと思う。
魚とり、川遊び、水遊び、流しそうめん、かき氷などが出来るようにした。
ブルーシートを敷いて場所取りして、親子の居場所を確保してやるし
遊びをする為の材料や道具や設備は一応整えていやっている。
だから後は、親子で仲間で力を合わせてやってほしい。
私たちはやり方の説明や多少の手助けはする。
けどチビッコ達と一緒に飛び跳ねるわけにはいかない。
なにせ私たちは前期高齢者。限界を感じる年頃になった。
幸せなことにチビッコ子達は自分でツボヌキが出来るようになった。
(幼稚園の年中さんからやる子がいる)
こんな具合に割り箸でエラをねじ切り、内臓を引っ張り出す。
洗ったニジマスに塩をふるのもちびっ子達がやってくれる。
自分で釣ったり、つかみ取ったりしたニジマスを、自分で内臓処理して自分で洗って、自分で塩をふって自分で焼く。
チビッ子の様子に自信があふれている。頼もしい。未来はこの子たちのものだ。
流しそうめんも同様にして、自分達で茹でて、自分たちで流して、自分たちで食べる。
落ちたそうめんなど拾って後片付けもする。
ここでは、ちびっ子達は野生に帰る。何年ぶりだろう手づかみでたべるなんて。